ロボアドバイザーとスマートベータ運用について

今投資家の間で人気のロボアドバイザーサービスは、インデックス投資の手法が用いられているものが多いです。
インデックス投資手法は、長期投資の中で一番、安定的なリターンを得られる手法として認識されていましたが、最近では、スマートベータ運用と言う手法がインデックス投資を上回るリターンをあげられる投資手法として、注目され始めています。
スマートベータ運用とは、一体どういう手法なのでしょうか?
また、ロボアドバイザーのインデックス投資とスマートベータ運用ではどちらがいいのでしょうか?

インデックス投資とは、株価指数などの市場のパフォーマンスに比例した運用を行う手法のことで、スマートベータ運用は市場平均とは別のものに連動させる運用のことです。
運用対象となるものには、戦略の設計者の考えが入ってきますので、勝てるかどうかは相場の地合い次第にはなりますが、市場平均を上回るパフォーマンスを実現できる可能性があるのは、インデックス投資よりむしろスマートベータ運用の方です。
そう考えるとアクティブ運用に近い一面があります。

ただどちらが安定して運用しやすいか?と言うと。やはりインデックス投資の方ではないでしょうか?
リターンが大きくなるということは、それだけリスクも大きくなるということです。
長期的に運用するために一番大事なことは、安定した運用ができるか否かです。
ですから、あまり変動の激しい運用方法を選んでしまうと、想像以上の痛手を負ってしまうことになりかねません。
その点ロボアドバイザー型の資産運用は、一般的な投資信託やアクティブ運用と比べるとはるかに運用が安定していると評判が高いです。

しかもロボアドバイザー型の資産運用は、利益が乗ったポジションを自動で決済して再投資を行いますので、複利効果 の恩恵も受けることが出来ます。
長期間預ければ預けるほど、得られるリターンが大きいのが、ロボアドバイザー型資産運用の強みかと思われます。

では、ロボアドバイザーで資産運用した場合どの程度のコストがかかるのでしょうか?
手数料はサービスを提供している業者によって様々ですが、大体預けた資本金の年率0.5%から1%が相場だと考えておくといいでしょう。
1000万円預けている場合だと1%の手数料で約10万円が年間でかかるということになります。
手数料プランによっては、獲得した利益に対してかかる手数料が徴収される場合もあります。
自動で資産運用をしてみたいという人は、ロボアドバイザー運用を提供する各社のサービスを比較しながら、よりコストの安い業者を選んでみると良いでしょう。