ロボアドバイザーとNISAの違いを比較

今回は、ロボアドバイザーと非課税積立投資のNISAを、比較してみたいと思います。
最初に言っておくと、ロボアドバイザーとNISAは全く別の金融商品だと考えておくといいです。
ロボアドバイザーの投資対象にも、NISAは含まれておりません。
ここではどちらを買うのがおすすめなのか?について考えていただくといいかと思われます。

そもそも、ロボアドバイザーとはどういうサービスなのでしょうか?
ウェルスナビや楽ラップのように、金融アルゴリズムを用いた資産運用のことをロボアドバイザー投資と言います。
このサービスでは、投資家が口座開設をして資金を預けるだけで、本格的なプロ並みの資産運用をしてもらうことができます。
いわゆる投資信託なのですが、アルゴリズムを用いて投資対象銘柄のデータを分析して、地合いに応じた銘柄に対して資金を分散してきますので、一般的な投資信託よりも、安定性の高い資産運用を実現しています。

それとは違ってNISAというものも、投資家の間では人気のある金融商品となっています。
NISAとは、非課税型積立投資のことで 、定められた一定額以内の投資分に対して、税金が一切かからないという国が「貯蓄から投資へ」を推進するために始められた金融商品になります。

ロボアドバイザー投資とNISAは、全く性質の違った金融商品なのですが、どちらの方が儲けやすいのでしょうか?
それは投資する金額によって、変わってくるものかと思われます。
少額であればNISAで、大きなお金になるとロボアドバイザー投資が最適だと思われます。

なぜそうなのかと言うと、NISAには、非課税枠の投資金額が決まっているからです。
その枠を超えて運用をすると、その超えた分に関しては非課税対象になりませんので、得をするのはその設定された金額のみとなります。
そうなってくると、何百万円も投資をする人にはNISAはあまりメリットのあるものでは無いということになります。
またNISAの運用には手数料かかりますので、そのぶんの負担も結構大きくなってしまいます。

一方、ロボアドバイザー投資は、非課税枠というものがありませんが、手数料自体が0.5%から1%と言う格安の運用費で、資産運用を代行してくれますので、コストが掛からず利益になりやすいのが特徴です。
ですから、高額の資本金を運用した場合でも、手数料負担を抑えて資産運用を続けられるため、たくさんのお金を運用する場合は、ロボアドバイザー投資の方が有利だということが言えます。
後はどちらを選ぶかは投資家本人の好みということになりますので、ネットを活用して最適な資産運用方法をリサーチしていきましょう。